多数あるIT資格取得 未経験エンジニアが取得すべき資格は何があるか?

2023年08月21日
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IT業界においては、資格取得は必須といっても過言ではありません。案件に参画する際には、資格取得状況が見られることもあり、その資格をもっていないと扱えないケースもまれにあります。また、未経験エンジニアが資格取得をしていると面接時に有利に働くこともあります。

しかし、どのような資格を取得すればよいかは分からない方も多いでしょう。そこで、未経験エンジニアが取得すべき資格を紹介します。

IT資格取得のメリット

スキルアップのための指針
IT資格は、その資格に関するスキルや知識を習得するための指針となります。資格取得には一定のレベルをクリアする必要があり、その過程で必要なスキルや知識を習得するこ とができます。また、取得した資格を活かして実務に役立てることで、より高いスキルアップが可能となります。

就職・転職の強みとなる
IT業界での就職・転職において、資格を持っていることは大きな強みとなります。企業側は、資格を持っている候補者がその分野に熟知していることを期待します。また、資格取得によって自己研鑽している姿勢を示すことができ、自己成長への意欲が高いことをアピールすることができます。

案件の受注・実行に有利となる
IT業界でフリーランスとして活躍する場合、資格取得によって案件の受注・実行に有利になります。資格を持っていることで、その分野のスキルや知識を証明することができるため、クライアントからの信頼度が高くなります。また、取得した資格を活かしてプロジェクトに貢献することで、クライアントからの評価を高めることができます。

社内でのキャリアアップ
企業でのキャリアアップを目指す場合、IT資格取得は大きな武器となります。資格取得によって、自分自身のスキルアップを実証し、キャリアアップに必要なスキルを身につけることができます。また、取得した資格を活かして、自分自身の成果に繋げることができます。

以上が、IT資格取得のメリットの一部です。ただし、資格を取得することが全てではありません。資格取得によって得られるスキルや知識を実務で活かすことが、真のスキルアップやキャリアアップに繋がることを忘れてはいけません。

具体的に未経験が取得すべく資格一覧

ITパスポート
取得時間:100時間程度
情報処理技術者試験の中でも初心者向けの資格で、ITに関する基本的な知識や用語、技術、システム開発の基礎など、ITに関する広い範囲の知識を問われる資格です。情報処理技術者試験は、一般的には「ITP」と略されます。ITパスポートは、情報処理技術者試験の第1次試験にあたり、ITに関する基礎的な知識を問われます。IT業界で働くための基礎的な知識を身に付けることができ、就職活動などでのアピールにもつながるとされています。

基本情報技術者試験
取得時間:150時間程度
日本の情報技術分野における基本的な知識と技能を持った人材を育成することを目的として、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する資格試験です。一般的に、コンピュータやネットワーク、データベースなどの情報技術に関する基礎的な知識を問われます。また、情報処理技術者試験の上位資格である、応用情報技術者試験、高度情報技術者試験の出題範囲の一部も含まれます。合格することで、情報技術に関する基礎的な知識とスキルを持ったことが認められます。

インフラエンジニアを目指している方

CCNA (Cisco Certified Network Associate)
取得時間:150時間程度
Cisco Systems 社が提供するネットワーク技術に関する資格の1つです。ネットワークの基礎知識、LAN/WAN ネットワークの構築、ネットワークセキュリティ、IP テクノロジー、ワイヤレスネットワーク、Voice over IP(VoIP)などのトピックについての知識を評価し、認定するための資格試験となっています。CCNAは、ネットワークエンジニアとしてのキャリアを目指す方や、ネットワークに関連する業務に従事する方にとって、基礎となる知識を身に付けるための資格です。

LPIC(Linux Professional Institute Certification)
取得時間:150時間程度
Linuxの知識とスキルを問われる資格で、サーバーの設計・構築・管理などの知識が身につきます。現在、オープンソースのソフトウェアやシステムが注目される中、需要が高まっている資格です。

LinuC(リナック)
取得時間:150時間程度
Linuxの知識とスキルを問われる資格で、Linuxの基礎的な知識やシステム管理に必要なスキルを問われるため、Linuxを利用するサーバーやネットワークの構築や運用に興味のある人に適しています。また、LinuCは、業界で広く認知されている資格です。

プログラマーを目指している方

Oracle認定Javaプログラマ(Oracle Certified Java Programmer)
Javaプログラミングに関するスキルを証明する資格です。この資格は、Javaプログラミング言語の基本的なスキルを持つことを証明するOCA(Oracle Certified Associate)認定試験と、より高度なスキルを持つことを証明するOCP(Oracle Certified Professional)認定試験の2つのレベルがあります。未経験からでも取得可能ですが、Javaプログラミングの基礎を学ぶ必要があります。

まとめ

IT業界は常に進化を続けており、新しい技術が次々と生まれる中、それらを理解し活用するためには最新の知識やスキルが必要です。そのため、IT業界では資格の取得が重視されます。資格を持っていると、自己研鑽の意識があることや、専門的な知識やスキルを身につけていることを証明することができます。そのため、資格取得は、就職や転職において有利に働くことがあります。
資格を取得することで、面接依頼をいただける企業数も増え、選択肢も広がります。また、企業側も、資格を持つ人材を求めるケースが増えています。さらに、未経験者であっても、資格取得を積極的に行っていると、企業側からの信頼性が高まります。つまり、資格取得は、未経験者でも企業側からの信頼を得やすく、就職や転職活動において有利に働くことがあります。
しかし、資格が全てではありません。資格取得には、一定の時間と努力が必要です。また、取得した資格が必ずしも、実務に活かせるものであるとは限りません。そのため、資格を取得するだけではなく、実際にその知識やスキルを身につけ、実務で活かすことが大切です。
さらに、資格取得はあくまでも「ある程度の基準をクリアした」ということであり、実力や経験の証明ではありません。したがって、資格を取得しても、それだけで安心してはいけません。自己研鑽を怠らず、実務経験を積んで、実力をつけていくことが必要です。
最初の就職や転職は、その後のキャリアに大きく影響することがあります。そのため、可能であれば、資格取得をしたうえで、自分が興味を持っている分野や業界に向けて、積極的に就職活動を行うことが重要です。

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